2003年4月16日 キックオフ 19:00 スタジアム ソウル・ワールドカップスタジアム 64,703人 |
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前半 0
後半 1 |
1 |
日本代表 vs 韓国代表
FIFAランキング |
0 |
前半 0
後半 0 |
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前半スコアレス |
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後半ロスタイム 永井 |
永井ペナルティエリア→DFクリア→永井の足に当り→結果的にループのようなゴールジーコJAPAN初勝利! |
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後半0分 20山下→13奥
後半31分 9中山→11永井 |
選手交代 |
後半15分 15金都根→18金ドゥヒョン
後半21分 20李東国→10崔成国
後半31分 6柳想鉄→12金サンシク
後半36分 8崔兌旭→4朴東赫
後半44分 22朴忠均→13朴住成 |
■前半7分 中田浩二 |
警告 |
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43% |
ボール支配率 |
57% |
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TOTAL |
後半 |
前半 |
. |
前半 |
後半 |
TOTAL |
0 |
0 |
0 |
PK |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2 |
CK |
1 |
3 |
4 |
0 |
0 |
0 |
OS |
3 |
1 |
4 |
1 |
0 |
1 |
間接FK |
3 |
0 |
3 |
11 |
2 |
9 |
直接FK |
10 |
5 |
15 |
8(4) |
4(2) |
4(2) |
シュート(枠内) |
8(4) |
8(3) |
16(7) |
●ジーコ監督・試合後の会見全文
今日の試合について
非常にいい試合だったと思う。韓国はホームということで、どんどん攻めてきた。しかし、日本もそれに臆せずに、中盤で争い(ボールを奪い合い)、(ラインを)引かずに積極的に攻撃を仕掛けていった。もちろん韓国が勝ってもおかしくない内容。両チームとも監督が代わって、まだ準備の段階ではあるが、現時点で自分たちの持てる力を出し合った素晴らしい試合だったと思う。
就任4試合目での初勝利。ゴールを決めた永井に対して
これだけチームが難しい状況の中で、相手とがぷり四つで組んで、ホームでやっているようなサッカーを、非常に強い気持ちで最後まで展開してくれた、そのことに対する勝利だったと思う。皆さんのおっしゃるように、勝ち、負け、という話がよく出てくるが、昨日申し上げた通り、今は強化の段階であって、精神的な強さ、アウエーであっても自分たちのサッカーができる、いい意味で自信を持って、どんどん伸びていくことが、日本にとって一番大切なことだと思っている。
永井については、空いたスペースで長い距離を走って、相手の裏に出たボールを――という良さがある。彼と交代した中山については、非常に精力的な素晴らしい動きで前線でチャンスを作ってくれた。(選手たちには)その闘志を無駄にせずに、じっくりと、動きを多くしながらカウンターのチャンスを待て、と指示した。そうしたこともあって最後にあのような形でゴールが生まれて、非常にうれしく思った。やはり相手に臆することなく、自分たちのサッカーを信じてどんどん前に行く、ということが(できたのが)1勝(を挙げたこと)以上にうれしい。
後半に改善した点は?
守備に関しては、日々良くなっていると思う。前半目に付いたのが、韓国の14番(李天秀=イ・チョンス)に(対応するために)服部、森岡が重なって頭越しにシュートを打たれたことだ。やはり秋田と森岡との関係についても、1人のFWに対して重なってしまうということが、それぞれ1、2回あった。そのあたりをもっとバランスを取ることで、もっと楽に(相手を)抑えられる、ということは指示した。(後半は選手たちが)それを頭に置いて、ボールと人とに対応するようになり、後半はしっかりした危なげない形になったと思う。
今日の韓国の守備については?
今日の試合を見ていると、やはり日本の置かれた状況と、韓国の置かれた状況に、似たものが感じられる。韓国も監督が変わり、3バックから4バックになった。それまでの3、4年、ひとつのシステムでやってきたものを、別のシステムにしてうまくかみ合うには、かなりの時間がかかる。選手たちにも迷いがあるだろう。
また、日本と韓国だけでなく、世界各国の代表監督が抱えている問題というのは、優秀な選手が国外に出ていて、彼らを招聘して、監督がベストと考えるチームで練習する時間が非常に少ないことだ。そのあたりのところで、やはり選手の理解度を高めながら、いい部分を引き出していかなければならない。コエーリョ監督も、そういったシステムの変更のことなどで悩みながら試合を進めていたのではないだろうか。
今日の日本の中盤については?
良かった。気にしていたのは4人のバランス。特に今回の韓国は中盤での寄せが非常に早いため、ミスからボールをさらわれるのが非常に怖かったが、そういったミスもなく、ボールを確実につなぐところではつなぐ、あるいは前へのフィードと、出すべきところで長いボール、つなぐところでつなぐ、ということができていたと思う。
小笠原のクリエーティブなプレーから1点が生まれそうにもなったし、中田と福西も非常にいいバランスで「つるべの動き」を見せていた。中田は早い時間帯にイエローカードをもらっていたので、2枚目をもらって退場しないようにあまり無理はしなかったが、要所を押さえながら左サイド、韓国の右からの攻撃にうまく対応してくれた。福西が上がった時には、中田が下がる。中田が上がった時には、福西が下がる。こうした「つるべの動き」に加えて、奥が入ったことによって、左のサポート、あるいは右に展開された時にバランスの良さが確実に現れたと思う。前の試合では現れなかったバランスというものが、選手たちに伝えた通りに、それがうまく取れた展開を見せてくれたと思っている。
スポナビより |

劇的ゴール
FW:永井雄一郎
写真:スエイシナオヨシ |
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